赤土の森






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日本での個展を無事に終え、今年は例年よりもはやくフランスに戻ってきた。個展ではたくさんの方にご高覧いただき有難うございました。ご意見なども参考にまた、新たな制作につなげていきたいと思っています、よろしくお願いいたします。


年齢とともにとにかくフランスに戻ってからの時差がきつくなって、日本から持ち帰った本なども読んでいるうちにすぐに眠くなってかなわない。ようやく一週間が経って平常になってきた。制作に戻る。


やはり赤土の場所が制作再開に一番適した感じがする。制作の簡単なメモのために毎日日記をつけているが、今年の5月5日に特寸の赤土の森の制作が記してある。この場所は栗の木が多く、5月頃になるとのの栗の葉の緑が赤土をおおってしまって、この日付でいったん制作を打ち切った記憶がある。その途中になった画面を続けてみた。


急にヴァルールがあがったように思う。日本から個展後に戻った制作でいつも経験することである。おそらく個展の会場で自作を見ながら何かを得ているのではないだろうか、帰りの飛行機でいつも期待と不安があいまってくるのである。この冬は赤土の制作に追われそうである。


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# by papasanmazan | 2017-11-28 19:36 | 風景画 | Comments(2)

個展も無事終了し、南フランスに戻りました。

11月2日~8日まで兵庫県 芦屋市にある ぎゃらりー藤で 個展をしました。
お天気に恵まれ 沢山の方にご高覧頂きありがとうございました。
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フランスから持って行ったノートパソコンは携帯用の小さなもので写真を取り込むための器具が必要でした。そのことをついうっかり忘れていて個展開催中の写真や出来事をアップする機会を無くしていました。 南仏に戻りましたので今頃写真を出しています。
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会場入り口の様子です。 6段ほどステップがありますが、手すりが付いていますし、傾斜は緩やかでお年を召された方でも入りやすくなっています。
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常設の陶器のぎゃらりーも併設してありますので、同時に違った作品もご覧いただける素敵なスペースです。 阪急の芦屋川駅から徒歩2分、JR芦屋からでもさほど遠くない距離です。
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落ち着いた空間と差し込む外光が素敵で、絵を後ろにさがって見れるスペースが十分あるが嬉しいです。
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来年も同じ時期(11月の第一週目)にこの場所で開催します。
今年お目にかかれなかった方がたも来年度お会い出きれば幸いです。
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毎年のことですが、個展が終わりフランスに戻るとひどい時差ボケに襲われます。
この時差が抜けるまでがペースがつかみにくく大変なのですが、仕事の上ではやりたいことも見つかっているので、動くしかなさそうです。 頑張ります!


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# by papasanmazan | 2017-11-23 10:53 | 展覧会 | Comments(0)

=個展の準備が整いました=

個展の準備期間があるのでいつも2週間ほどまえに日本に一時帰国しています。

今回はその間に二度も台風を体験しました。すごい雨、風に驚かされ、川が氾濫するのではないかと夜な夜な心配でした。 

台風の雨に邪魔されながらもフランスから持ってきた絵を額に収める作業は順調に進みホッとしています。注文していた額が台風で届かなかったりするのではないかとひやひやしましたが、宅配業所の方々は雨の中も時間どうりに動いてくださったので助かりました。フランスでは遅れるのは当たり前、時として荷物が着かないことも多々ありで、動きが取れないことになるのですが、予定どうりに事が進むということは周りで働く人たちのお陰なんだと思います。(感謝)


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2017年 11月2日(木)~11月8日(水)
南仏プロヴァンスの輝き 高屋 修 絵画展

芦屋(兵庫県)Ashiya Gallery FUJI ぎゃらりー藤 にて

住所:〒659-0084 兵庫県芦屋市月若町8-6   TEL: 0797-22-3826

 A.M.11:00 ~ P.M.7:00    11月 8日(水)最終日は P.M.5:00 まで
地下駐車場の台数は限られております、前もってお電話下さい。
近くにコインパーキングもございます







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# by papasanmazan | 2017-10-31 04:53 | 展覧会 | Comments(2)

五つのザクロ




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やはり大好きなザクロを五つ集めて、花瓶や花柄のカップ、それに布を合わせた静物画を描いてみた。F6号の大きさで、最初はかなりのペースで進みだし、この分だと比較的軽い仕上がりのものになるだろうと思っていた、ところが途中から筆はどんどん入っていくのだが肝心の画面がどうにも気に入らない。


こういったことは時としてあることだが、よほど気をつけないと駄目である。ただ上っ面の制作だけに走ってしまって、小手先でかわした様な空虚なものが残るだけになってしまうことになりかねない。どのような制作物であれやはり自分を納得させるものにならなければいけないはずである、


そのあたりを何度も繰り返し描きなおしながらようやく見えてきたのが背景の青の色である、これが冴えて全体に響いてこなければこの制作は無駄になると判断できた時にようやく筆のさばきも落ち着いたものになった。


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# by papasanmazan | 2017-10-16 05:58 | 静物画 | Comments(3)

ベドワン街道の松


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そろそろ日本での個展の時期に近づき、一時帰国するための用意のためになんとなくあわただしいが、制作のほうはそれとは関係なく続けている。いつものことだが個展の出品作に追われるということは皆無である。



久しぶりにベドワンの街道沿いの松をF12号に描いてみた。ここの道沿いの松は背が高くて、姿も美しくそろっていたのでマザンに引っ越してきて以来すぐに描き始めたのだが,久しぶりに行ってみると随分悪くなっている。車の通行量も多くなっているのだろうし、樹齢もかなり経ってきているせいかもしれないがかなりの数の松が抜き去られている。



これはいけないと思って予定外ではあるが、まだ美しさのあるうちに作品にしておこうと思い立った。おそらくこの12号の作品だけではなく、日本での個展が終わってマザンに戻った後で何点かは続けようと思っている。そのためにも現在場所探しにおわれている次第である。


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# by papasanmazan | 2017-10-12 23:47 | 風景画 | Comments(2)

=2017年秋の展覧会のご案内=

兵庫県・芦屋での個展が11月2日(木曜)からはじまります。
沢山の方に見に来ていただけると幸いです。

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2017年 11月2日(木)~11月8日(水)

南仏プロヴァンスの輝き 高屋 修 絵画展

芦屋(兵庫県)Ashiya Gallery FUJI ぎゃらりー藤 にて

住所:〒659-0084 兵庫県芦屋市月若町8-6    TEL: 0797-22-3826

プロヴァンスの風景を中心に油彩・パステル画・水彩画約30点を展示・販売いたします。
お気軽にお立ち寄りください。期間中、作家が来場いたします。

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 A.M.11:00 ~ P.M.7:00    11月 8日(水)最終日は P.M.5:00 まで
地下駐車場の台数は限られております、前もってお電話下さい。近くにコインパーキングもございます。






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# by papasanmazan | 2017-10-11 08:44 | 展覧会 | Comments(0)

サリニャックの城

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フランスのお城巡りといえばロワール川周辺が有名だが、ドルードーニュのあたりもなかなかのものである。ロワールほど観光地ではないので洗練されているとはいえないが、野生的で古い時代のよさが残っているような印象がある。それに城の数も小さなものまで含めるとロワールよりもずっと多く、車で走っていてもいたるところに個性的な建築物が残されている。


そのようなあまり有名ではないかもしれないが小さなお城の一つ、サリニャックのものを水彩で描いたみた。道路の標識にはサリニャックとでているが、いざ行ってみると本当に小さな村で、ようやく銀行の自動引き出し機が一つあるのがその他の村よりも進んでいる位のところである。


中心は教会と城、それをぐんと下から見上げられる場所をみつけて水彩にしてみた。人っ子一人通らない静かな制作で、充分に集中出来てありがたい場所であった。


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# by papasanmazan | 2017-10-08 18:12 | 水彩画 | Comments(0)

ザクロと梨



F3号のキャンバスに描いたザクロと梨の絵、白い布と金銀地の布を背景やテーブルにおいてみた。梨はその形が好きでよく静物画のモチーフに使うのだが、秋になるとザクロにとくに魅かれる。もちろん実の赤さや、はじけた姿もいいが、緑の葉っぱとの対照で木にたわわになっているところもいい。


自分の経験としては絵画の道を開いてくれたザクロの木である。おぼろげに画面を構成していくということをこのザクロの木が教えてくれた。若い頃は100号くらいまで大きなキャンバスにたくさんのザクロの木を描いたものである。赤や緑、青などの色を塗りたくって、それが今までどうにか続いてやってきて現在の画面になっている。


このF3号の出来上がった絵も、観たところはあまり苦労のあとも見えないかもしれないが、自分なりには何か口では言い表せないものが含まれているような気がしている。


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# by papasanmazan | 2017-10-05 15:56 | 静物画 | Comments(2)

サン・シル・ラポピー

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ドルドーニュはしっとりと美しい風景であるが霧も多い地方である。今回の滞在ではロカマドールを水彩で描こうと思っていたのだが、二度とも霧でまったく仕事にならなかった。またそこに向かう車中からもあちこちに雲海がただよい、それはそれで美しいのだが制作するのには大いに邪魔立てになってくれた。


しかたなくロカマドールをあきらめて宿泊地に戻ろうとしたら家内がサン・シル・ラポピーの景色が圧巻だという。意見を聞いてそこに向かった。ロット川辺に切り立った岩盤に集合する村の建物の一群はなるほど周りの自然とあいまって圧巻である。


これを水彩にしようと思った。場所を探す、いくつか候補地を見つけるが、何せ観光客があちこちウロウロしている、これが一番苦手なのである、しかし場所が場所だけに観光客には目をつむり、モチーフだけに目を向けて一枚の作品を仕上げた。


全体の垂直感を出してみたかった。


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# by papasanmazan | 2017-10-03 22:42 | 水彩画 | Comments(0)

ドルドーニュの城(ベイナック)

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春、秋、の一週間ずつヴァカンスに出かけるようにしているが、今回はいつもの地中海とは場所を変えてドルドーニュ地方に行ってきた。かなり以前に家族で訪れてことがあって、その時はマルテルという町を中心に巡礼地で有名なロカマドールなどをパステルでたくさん描いたのだが、今回はドルドーニュの川をはさんだ城などをモチーフに油彩一点、水彩二点を描きあげた。


私たちの住むプロヴァンスの乾ききった風景とはまったく違ってドルドーニュはしっとりと落ち着いた、緑も深い地方である。ドルドーニュ川やロット川のまわりにはいたるとこに城があり、観光化されたロワール地方の城よりももっと荒々しい印象である。


その中からベイナックの城を選んでF8号のキャンバスに制作した油彩である。じつはドルドーニュの川と城をいれたものを当初狙っていたのだが、川をいれると城が近すぎて、その大きさをどうにも画面におさめきれない。ようやくのことで対岸から城全体を見渡せる場所を見つけ出した。場所探しは本当に難しく、運もあるし、勘も必要である。


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# by papasanmazan | 2017-09-30 16:06 | 風景画 | Comments(2)

モン・ブラン・レ・バンの村

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ちょうどヴァントゥー山を中にはさんでマザンの裏側にモン・ブラン・レ・バンの村がある。レ・バンつまりお風呂という意味で英語のバースと同義、温泉地である。その村の自治体が経営している温泉のプールがあって、そこから見下ろせる村全体は景観である。


そのプールの近代的な施設はエステや健康ずくりのジムなどを取り入れて最近はとみに人気の施設になってきた。以前と比べると入館者がぐんと増えている。フランスの温泉は病院の一種と考えられるところが多く、お医者さんの処方箋が必要な場合があるが、モン・ブラン・レ・バンは誰でも処方箋なしで自由に申し込める。それで家内のペンションにこられる日本人のお客様の中にもここのコースを希望される方がある。


そういったモン・ブラン・レ・バンの村を横から大きく取り入れた構図で水彩画を描いてみた。廃墟になったような城跡や、古い石造りの水道橋や教会などが民家とともに景色を盛り上げてくれる村である。



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# by papasanmazan | 2017-09-26 15:38 | 水彩画 | Comments(0)

モルモワロン風景




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今年の五月の中旬にモルモワロンを見おろしながらヴァントゥー山の全景を捉えられるような新しい絵の制作場所をみつけて、夏の間はほとんど毎日といっていいほどそこで風景を描いていた。M40号やF15号などのヴァントゥー山を入れたものや、丘やモルモワロンの教会を主にしたものなどかなりの数の作品が出来上がった。

そしてもう秋の季節になってきたのだが、今年の11月の日本での個展までのこのモルモワロンでの制作の一つの区切りとしてP25号の大きな絵を描きあげた。やはり手前のポプラをクローズアップして奥にモルモワロンの村、その向こうにヴァントゥー山が横たわっている構図である。

今の自分としては大変に強い表現が出来たように思う。慎重に、丁寧に対象にそって描き始めた画面であったが途中からは自分の目指す造形性を頼りにして、いってみれば主観を強めた制作になっていった。あるいは変形させたり、画面の動きに沿って対象を省略したり、強調したり、新しい色を付け加えたりの制作はかなりの時間をとったものである。

一応の完成で、これは今のところ満足している作品である。


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# by papasanmazan | 2017-09-24 21:46 | 風景画 | Comments(0)

少女の像




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10号の静物、お気に入りの少女像を置いて、後は果物、ビンなどで、背景に金銀模様の布を配してみた。全体としていつもながらの静物の配置で変わり映えしないはずなのだが、どうも制作していて感じが違ったのである。


ひとつには背景の布から来ているのだと思う、軽いのだか重いのだかも分からないのだが、なぜか全体のつながりが以前とは違う。描くのが難しいというのではなく描けば描くほど全体がまったくの一枚の平面になってくる、そうかといって別に平板というわけではない。


とにかく良いのか悪いのか分からない判断がつきにくい作品だったが、以前よりか自分の絵画観に近づいているのは間違いがない作品である、同一平面上に、同時空間をつくりあげる、ということである。


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# by papasanmazan | 2017-09-15 15:58 | 静物画 | Comments(2)

新しいマザン





F4号に描いたマザンの教会を先日このブログに投稿したばかりだが、同じくこの景色をもっと切り詰めてF0号の小さなキャンバスにおさめてみた。描いている場所は少し違って、道一つ隔ててもっと低いところである。視点が変わると表現の意欲も変わってくる。

そういうことは当然なのだろうがやはり新鮮さというのは大切なものである。前のF4号のものより締まった気持ちでこのF0号に取り組めた。見ている側からすればたいした変化があるようには思えないかもしれないが、描く者からするとこのちょっとした違いというものが重要事になってくる。

よく書籍などで縮刷版とかダイジェスト版とかいうものがあって、苦労して一大作品を読まなくても全編が分かるような仕組みの本がある。便利といえば便利かもしれないがそういった切り詰め方は絵画では不可能である。画面の大きさが変わればおのずと描かれた内容も違ってくる、そういう表現にならなければいけないと思う。単に縮小しただけのものではないのである。

トインビーの歴史の研究という本は縮刷版より完訳版のほうがずっと面白いと思う。


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# by papasanmazan | 2017-09-13 06:49 | 小さな絵 | Comments(0)

パスワールとネクタリン



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パスワールつまり茶漉し器である。日本茶には使ったこともなく、形の面白さからただ静物画のモチーフとしてだけ使っている。あまり大きくはないので4号位までのキャンバスには上手くおさまってくれる。今回は三つのネクタリンと合わせてサムホールの作品にしてみた。

茶漉しの部分が動かせて、角度をつけることが出来るので、少しわざとらしくはなるが手前に傾けてみた。金属と果物の赤との対比はやはり描きどころになる。ただ三つのネクタリンをどういう配置にするかが考えどころであった。本来なら二つのネクタリンのほうが安定がいいのかもしれないが、あえてパスワールに接した一つを加えて変化を与えてみようとの意図である。

背景の複雑な模様の布も気に入ったものである。


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# by papasanmazan | 2017-09-11 06:56 | 小さな絵 | Comments(2)

ポプラの道



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先日水彩で描いたポプラの道からヴァントゥーへとほぼ同じ場所、左へ20メートル程イーゼルの位置を移して同じく水彩で描いてみたポプラとヴァントゥー山の作品である。先日のものよりもう少し切り詰めたような感じになっている。紙の大きさも374×254から230×158とかなり小さくしてみた。

図柄は同じようなものだがポプラの姿を変えてみたかった。先日の大きいものには曲線的な丸みと動きを与えて、視線を自然に奥の山のほうへ引っ張っていきたかったのだが、今回の小さな画面ではポプラの垂直性をねらってみたかった。ポプラの垂直性による高さと山や畑などの水平性が織り成して一つの表現になれば、と思った作品である。

このようにして少し視点を変えてみただけで意図の違ったものが出来上がってくる、これが当たり前のことなのだろうが、フッと不思議な気のすることもある、絵画を考えるときだけではなく実人生のなかでもちょっとした経験の違いとか、人とのめぐり合いとかが変わったことで大いに意義の違いもでてきたりするのかもしれない。


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# by papasanmazan | 2017-09-10 09:17 | 水彩画 | Comments(2)

マザンの教会




昨年の7月14日、日本でいえばパリ祭、フランスではキャトルズ・ジュイエの祝日の夜、ニースの海岸沿いでお祭りの花火を見終わった群衆に大型トラックが突っ込むという悲惨なテロがおこった。フランスだけではなくイギリス、スペインなどとにかくテロばかりである。

その対策で今も特別令が実施されている。今年の夏のマザンのお祭りでも町の中心部は両方の入り口が遮断機を下ろされ、おまけにその外側にはトラックを横づけにして外からの侵入にそなえていた。どこの自治体も厳重な警戒態勢である。

そんな日にマザンの中心を通って制作に向かおうとしたら大いに回り道をさせられたのである。暑い日中不平たらたらだったが悪いことばかりではない、新しいマザンの教会の眺望に出会ったのである。いつもはほとんど通らない道なので気づかずにいた角度で、少し新しい家も構図に組み込んでいける。小さな作品向きではあるが落ち着いたきれいな場所である。F4号の油彩にしてみた。


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# by papasanmazan | 2017-09-09 16:48 | 風景画 | Comments(2)

ポプラの道からヴァントゥーへ




猛暑が少しおさまったので戸外での制作を再開する。現在の自分には水彩をたくさん描くことが必要だと常々思っているので、いつものヴァントゥー山を手始めにしてみた。以前よく油彩で描いていた場所で、手前のポプラの並木道をたどっていけば奥のヴァントゥー山に視線がおのずとひきつけられていく構図である。


ブドウの収穫がたけなわの畑が左右に広がって、これも雄大で美しい。ポプラは大きく曲線を描いて空に向かっている。これが油彩だと相当に色彩の高まった作品になるところだろうが、透明水彩だと紙の地質の白色を利用するので淡い色彩の表現になる。


透明感が一番の命かもしれないが、そこにもやはり造形感を打ち立てていきたいと思っている。


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# by papasanmazan | 2017-08-28 22:35 | 水彩画 | Comments(2)

ぶどうと天使

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我が家の庭にぶどうの木が一本あって、大きな樽に植わっいて二階のヴェランダにまでとどいている。随分大きくなったもので、毎年小粒だがたくさんのぶどうが食べれるようになっている。濃い色の実はかなり甘くて食後に食べたり、庭の水撒きをしている合間にちょっとつまんだりする。

その樽に石の天使の像も飾りにおいてある。随分前にガーディニング用のものを買ったのだが、ちょっと古びてきて味わいが出てきた。ぶどうが実ってきた時にこの天使との取り合わせが面白くて水彩やパステルにしたことがある。

今回はそれを油彩にしてみた。F8号の縦型である。天使の像がぶどうに隠れすぎてよく見えなかったものを、もう一度ヴェランダにぶどうのつるを引っ張り上げたりして描いてみた。あまりぶどうの葉っぱの緑にとらわれすぎて途中で天使の像が少し弱くなった。もう一度その像に集中してみてようやく完成した。ぶどうの実の濃い紫にはあまりこだわらないほうがいいようである。



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# by papasanmazan | 2017-08-23 11:28 | 静物画 | Comments(0)

オリーブのある眺望

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南仏のいたるところにオリーブが見られる、畑になっているのもあれば自然にとけ込んでいるものもある。農家や民家の庭にも植えられている。強い日差しに反射した葉っぱの銀色めいた輝きが青空の中でひときわ美しく感じられる。


そのようなオリーブの向こうには麦やブドウの畑が大きく広がってエメラルドグリーンのカーペットを敷き詰めたようで、ところどころに見える大地のオレンジ色との対照が鮮やかである。


プロヴァンスならどこにでもこんな風景がみられるのだが、あたりまえのようでいてなかなか絵にするのが難しい。この地方の特色を出すというのにはオリーブを抜きにしては考えられないが、そのオリーブを描ききるのが難しい。形も色も難しい。

8号のキャンバスにまた挑戦してみた、場所はバルーの城の真下の平野で、遠くにはアルピーユの山まで見渡せる。オリーブの大きな木と岩が手前にあって、それがまず目に飛び込んできた。強い骨組みとその奥の平野との組み合わせが制作意欲をそそっつた作品である。



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# by papasanmazan | 2017-08-20 17:50 | 風景画 | Comments(0)

モルモワロンの建物

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今年は特にモルモワロンの風景をたくさん描いててきたが、かなり村から南に離れたところからの遠望が多かった。今回は村の中での制作で、小高いところにある教会と古い村の建物をクローズアップした面白い構成の油彩である。

大きさはP6号のキャンバス、午後の暑い日ざしの中での制作であった。とにかく今年の南仏は猛暑、40℃以上が連続五日間というのは生まれて初めての経験で、その後一雨あってホッとしたら急に25℃位になってどうにも体がついていけなかった。今はまた連日34℃くらいだが、40℃に比べるとそれほどという気持ちにもなる。

教会の姿もいいが、村の端に突き出した建物のひと群れが特に目をひく。おそらくかつての城跡を部分的に利用したものだろうが、なかなかに風情がある。それでいて骨格もしっかりして造形的である。現代の薄っぺらい建築物とはかけ離れた存在感で、いったい誰が住んでいるのだろうかなどと思ったりもする。


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# by papasanmazan | 2017-08-17 14:47 | 風景画 | Comments(2)

メロンとアイユ(ニンニク)






先日水彩で描いたメロンとアイユ(ニンニク)のモチーフをそのままにして、背景の布だけを黒と灰色の縦じまのものに変えて今度は油彩で描いてみた。この布は日本にいたときから愛用しているものだが、黒色のようだがよく見ると濃い紫や、グレーにも少しずつ変化があってなかなか複雑なトーンをしていて面白い。モチ―フの取り合わせでは落ち着いた味を出せる布である。

3号のキャンバスに描いてみた。メロンの緑色の縞模様と布の模様とがあまりうるさくならないようにかなりおさえ気味にしてみた。黄色のプルーンもほとんど描かないようにしている。F3号の大きさにしてはモチーフを多く取り入れているので、個々のものの描写にも選択が必要だと思ったからである。


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# by papasanmazan | 2017-08-11 18:02 | 静物画 | Comments(0)

キャロンの村

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いつも車で通り過ぎるキャロンの村、このあたりでは大きな村でイチヂクの産地として有名である。村全体としては細長く広がった集落で、オレンジ色がかった建物が面白く入り組んでいる。街道沿いの松並木も美しい。


いずれは建物の構造や組み合わせを主題にしたようなものも描いてみたいと思っているが、今まで描いたものも今回のものも街道沿いに横に広がった村の遠望である。個々の建物よりも全体の流れを大切に考えてみた。


選んだキャンバスは4号だが短辺と長辺が12の特殊なサイズである。時々はこうした変形キャンバスも使ってみたくなる。村の建物と手前に広がる緑色を主とした畑との対比をうまく出してみたかった。建物の細部は最小限に描いて、流れを表すほうに気をつけてみた。



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# by papasanmazan | 2017-08-07 23:54 | 風景画 | Comments(2)

グラスと果物

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とうとう40℃超えが四日続きになった。出来るだけ日中は外に出ないようにし、家の窓はほとんどヴォレー(よろい戸)を閉めまくって外光をシャットアウト、窓も閉めて熱波の入らないようにしながらの生活である。


日傘を立てながら戸外での風景画を続けてきたが、このごろは午前中のほんのわずかな時間を中庭で、もちろん大きなパラソルの下で天使とぶどうの油彩を描いているだけで、あとはもっぱらアトリエで水彩を描いている。


いつものようにワイングラスと果物の取り合わせ、赤い線の入った布をテーブルにかけている。黄色いプラムは我が家の庭で取れたもので、残りのものはすでにジャムになっている。


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# by papasanmazan | 2017-08-03 23:51 | 水彩画 | Comments(2)

メロンとアイユ(ニンニク)

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猛暑でまいっている。二日続きで40℃を超えた。私たちの住むマザンの隣の大きな町であるカルパントラは暑いので有名であるが、全国の天気予報の番組では最高気温のところでカルパントラの名前を聞くとうんざりしてくるこの頃である。


水不足も深刻になってきて、ひと雨きてほしいところだが、中部フランスは雷交じりの雨になっているのに南仏だけは太陽ばかりである。戸外での制作も今のところ一休みの状態で、室内で静物の制作に切り替えている。


課題だと思っていた水彩に取り掛かっているが、台所に置いている野菜や果物を集めて描いてみた。以前から描いてみようと考えていたアイユ(ニンニク)をメロンとあわせてみた。油彩と違ってあまり細かな描写は避けて全体の効果を見極めるようにすすめてみた。



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# by papasanmazan | 2017-08-02 18:03 | 水彩画 | Comments(0)

メロンと果物

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今年の南フランスは六月末から猛暑が続き、先日少し落ち着いたかと思ったらまた毎日35℃位になっている。予報によるとまだまだこの暑さが続くようで、戸外での制作がなかなか思うようにならないこの頃である。この暑さに加えて南仏のあちこちで大規模な山火事がおこり、たいせつな森林が無残な姿になっているのを連日テレビのニュースで報道されていた。暑さと強風で手のつけられないような山火事だった。


昨年の九月にサン・トロッペで美しい笠松の林を描いたのだが、あの辺りも被害があったようである。これらの火事は付け火の疑いだそうで、要するに人災である。ハイカーのタバコの投げ捨てによるものといい、なんとも情けない話である。


暑さは暑さとしてそのおかげで名物のメロンが豊作で大変においしく、値段もばか安である。いままでは食べるばかりだったこのメロンを静物画のモチーフに使ってみた。F6号のキャンバスに梨と桃、これも初めての日本プラムという名前の真っ赤な果物、それに籠を加えたもので構成した静物画である。ただ制作している間メロンのにおいがアトリエに充満して、これには少しマイッタのである。



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# by papasanmazan | 2017-07-31 10:24 | 静物画 | Comments(2)

モルモワロン風景



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611日付けのブログに掲載したF12号の風景画とほぼ同じ構図になるが、イーゼルを立てて制作した場所は随分離れていて、モルモワロンの全景は同じく見渡せるが手前にかなり傾きのある民家が見える景色をF8号の油彩にしてみた。

少し角度を変えたり、場所を移動したりするだけでまた違った制作意欲がわいてくるもので、その都度新鮮な気持ちになれる。こういった感受性はいつまでも保っていたいものだと思っている。

読書は今でも一番の趣味であるが、やはりかつて読んだ本でも若いときと今とではかなり違った読み方になっていることに気づくことが多い。徳富蘇峰の近世日本国民史は愛読書の一つであるが最近、大仏次郎の天皇の世紀をまた読み返してみて、これはいい歴史書だと思い返した。以前読んだときにはそれほど動かされなかったが最近になって歴史を書く難しさがこの本を読み返して分かったような気がした。

このF8号の風景画のほうが6月のF12号のものよりアンチームに出来上がったようである



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# by papasanmazan | 2017-07-29 18:55 | 風景画 | Comments(2)

梨の静物

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テーブルに梨を三つ置いた構成で小さな油彩を考えてみた。背景として梨の薄い緑色の補色として橙色の布を選んでみる。細かい柄が入っていてあまりに橙色のきついのをやわらげてくれる。布の模様だけではなく大きなしわを作っているようなところも構成の一つになる。
静物画の楽しみはこういった選択や、自分の考えを表面的にも出していけるところである。逆に言うとその構成の方法が単純すぎたり、また複雑すぎたりして、描いていく技術と相いれないことが出てきたりもする、その難しさである。
モチーフに関しては常にアンテナをはっておくほうがいい。この橙色の布もずっと以前に見つけたものだが、なんとなく小さな静物画に使えそうな気がしていたものである。梨の色彩によくあってくれた。サムホールの小さな画面である。




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# by papasanmazan | 2017-07-26 17:51 | 小さな絵 | Comments(2)

ヒマワリと立葵(タチアオイ)

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夏の花二つ、ヒマワリと立葵をあわせてパステルで描いてみた。ヒマワリはもう随分描いてきたが、立葵は初めてである。日本の実家には芙蓉の花があって、それを若いときに描いた記憶はあるが、実はその時から立葵を油彩で描いてみたかったのだが機会がなかった。

フランスに来てからも道端や、垣根越しの庭などに立葵が咲いているのを見つけてはどうにかして描いてみたいと思っていた。マザンの家の庭に種を撒いてみたりしたが駄目だった。

立葵は何か元気がよくって,真っ直ぐで、野生的な感じがして好きである。これとヒマワリとを組み合わせてパステルにしてみたいと何年も前からアイディアだけは暖めていたのだが、最近偶然その立葵が手に入った、さっそくパステルを用意して描いたものがこれである。

夏のセミの声が聞こえるような作品になればいいと思いながら仕上げてみた。



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# by papasanmazan | 2017-07-23 22:36 | パステル | Comments(2)

ポプラと松とヴァントゥー山

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先日のM40 号の大きな風景画とほぼ平行して制作していたF15号の作品が完成した。これも同じくヴァントゥー山を扱ったものだが、手前に大きくポプラと松をひきつけ、その奥に山の姿が少し垣間見える趣向である。

描き始めからこの作品は、うまく出来上がるにしろ、失敗に終わるにしろ自分にとって一つの節目になるものだと思っていた。もう絵画の制作にも随分たずさわっていて、いまさら緊張するといったようなことはないが、この作品に関しては充分に集中できたように思う。

画面を大切にするという考えを徹底した結果、いわゆる物の説明の要素がますます少なくなって、全体の描写だけが目立ってきている。これは自分としても理想であるし、いいことだと思っている、ただたとえば風景画の場合で言えば必ずその現場で、その自然を眼の前にして制作をする、決して恣意的な、自分勝手なことをするのではない、しかもそれでいて単に物を写すのではない、ということである。

これからの制作に大いに指針になりそうだし、この完成した作品も随分立って見えるようになってきたと思っている。



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# by papasanmazan | 2017-07-18 19:32 | 風景画 | Comments(2)